おねしょ

 

おねしょの仕組み(1)

 

夜間に、目覚めることなく排尿してしまうことを「夜間遺尿=夜尿(おねしょ)」といいます。
赤ちゃんは1日中同じスピードで、薄めのおしっこを作り続けます。次第に年齢が大きくなると、ホルモンの働きによって、夜は濃いおしっこになり、量は少なくなります。このホルモンは脳の一部(脳下垂体)で作られる抗利尿ホルモンです。腎臓に働き、おしっこの中の水分を少なくするように働きます。その結果、尿が濃くなり、少なくなります。
1日の中では夜間の深い睡眠中に多く分泌されます。赤ちゃんはこの分泌は少なく、だんだんと年齢が大きくなるとしっかり分泌されるようになります。ただし個人差は大きいようです。
この利尿ホルモンが分泌されなければ、夜のおしっこの量が多くなり、朝まで膀胱の中にためておくことができなくなります。(トイレで排尿すればおねしょではありませんが、でも睡眠が中断するので、寝不足になってしまいます。)

おねしょの仕組み(2)

 

おしっこをためておくのは膀胱ですが、この容量も問題になります。小さな膀胱では、もし抗利尿ホルモンが働いて濃いおしっこになっても、朝までためておくことができません。膀胱の容量は緊張すると小さくなります。(緊張した時など、すぐおしっこに行きたくなりますね)
年齢とともに膀胱がしだいに大きくなり、また無用な緊張状態にならないことも大切な要素です。

おねしょのタイプ
 

 

おねしょのタイプは「多尿型」と「膀胱型」、そしてその中間の「混合型」に分けられます。
「多尿型」はまだ抗利尿ホルモンの分泌が未熟のため、水分を多めにとることでも起きます。
「膀胱型」は膀胱の働きが未熟なため、昼間もちょこちょこおしっこをしたくなります。

タイプ別の対処

 

「多尿型」では、まず夕食後から寝る前までの水分や塩分を少なめにします。喉が渇いているのは水分が足りないサインですので、水を飲む必要がありますが、1回に飲むのはコップ半分程度に。しばらく待って、まだ喉が乾いているならもう一度飲んでください。けっしてガブ飲みしないように。
「膀胱型」ではおしっこを我慢する練習をします。昼間、おしっこをしたくなってもすぐにトイレに行かず、まずは5分待ってみる。慣れたら次は10分・・としだいに時間を延ばしてみます。

薬も使ってみる

 

いずれ大きくなればおねしょをしなくなることが多いので以前から「起こすな、しかるな、あせるな」という合言葉があるくらいです。でもやっぱり悩んでいるようなら、薬を試してみるのも1つでしょう。タイプ別に使う薬が違ってきますので、まずは検査によって、おねしょのタイプを調べます。新しい薬は「多尿型」に効果がある、抗利尿ホルモンの内服です。これまでも点鼻スプレーがありましたが、効果が一定しませんでした。新しい薬は口の中で溶けて、口の粘膜から吸収され効果がしっかりしていて使いやすいです。

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