過敏性大腸症候群
(Irritable Bowel Syndrome, 通称:IBS) とは

slide1.GIF症状
近年患者数が増えている腸の病気。ストレスが主な原因と考えられている。下痢や便秘、下腹部の痛みなど消化器系の症状が表れる。症状のタイプによって「下痢型」「便秘型」「混合型(便秘と下痢を繰り返す)」の三つに分類される。通常、大腸内視鏡検査をしても、炎症や潰瘍(かいよう)といった異常は見られない。
例えばこういった経験はないですか・・・。
通勤途中の電車で
おなかが痛くなり
トイレに駆け込む
通勤途中の車の中で
おなかが痛くなる
通学途中におなかが痛くなる
試験の前におなかが痛くなり、
集中できない
大事な会議の前におなかが痛くなる 旅行中、急におなかが痛くなりトイレを探す
「下痢型」・・・ 少しでもストレスや不安を感じると下痢を引き起こす。下痢症状は男性に多い「便秘型」・・・硬い便・コロコロ便が多い。 便秘症状は女性に多い。
「混合型(便秘と下痢を繰り返す)」 …腹痛および腹部の違和感、下痢と便秘が複数日間隔で交互に現れる。
原因slide2.GIF
おもに自律神経の異常によって起こる疾患と考えられます。脳が不安やストレスを感じると、その信号が腸に伝わって腸の運動に影響を与えることがわかっています。過敏性大腸症候群の方は、この信号が伝わりやすくなっているため、腸が過剰に反応してしまうのです。また最近では、このしくみにセロトニンが深くかかわっていることがわかってきたのです。暴飲暴食やアルコールの多量摂取など、不規則不摂生な生活、過労や体の冷えなどの状態に置かれた場合に症状が発生する場合がある。
slide3.GIF治療
ストレスが原因となっている場合 ストレスの原因となっているものをはっきりさせて、これを取り除く。・生活の乱れが原因となっている場合 暴飲暴食、喫煙、アルコールの多量摂取を避ける。食生活の改善および生活習慣の改善を行い、規則正しい生活を送る。
薬物療法
ストレスや不眠で自律神経に異常がある方には、抗不安薬・抗うつ薬・睡眠導入剤などを用いる。・腹痛症状には、チアトンカプセルなど腹痛を抑える薬が利用される・便秘症状には。プルゼニド(センノサイド)錠・ラキソベロン錠・液・酸化マグネシウムなど便通を促進する薬を用いる・下痢症状には、タンナルビン・ロペミンなど 腸の動きを抑え、下痢症状を抑えたる薬を用いる。・混合型には、ポリフル(コロネル)細粒・錠・ラックビー細粒などが用いられる。・男性の下痢型の患者さまにはセロトニンが原因と考えられる方が多くイリボー(アステラス)というお薬が用いられます。前述の通りこのお薬は男性にしか利用されません。

過敏性腸症候群(IBS)が思い当たる方は以下のホームページを参照してみてください。 http://ibsnet.jp/
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