ニキビ 尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)

ニキビの原因にはどういったものがあるのでしょうか?

ニキビは、過度の精神的ストレス、不規則な生活、睡眠不足、便秘、紫外線、不適切なスキンケアによりホルモンバランスが崩れ、皮脂の分泌が多くなったり、毛穴がつまる、アクネ菌が増殖しにきびができます。

ニキビの種類ってなに?

ニキビに炎症の有無や進行状況により種類があります。

炎症の無いニキビ

微小面ぽう・・・目に見えない段階、毛穴が狭くなり、皮脂がつまり始めている

白ニキビ・・・皮脂が毛穴につまった状態。ポツンとした小さな白い点です。皮膚の内側には毛包がひろがるとともに、アクネ菌が増え始めます。

黒ニキビ・・・白ニキビの毛穴が開き、メラニン色素や酸化された皮脂などによって黒く見える状態。シミや小さなホクロのように見えたり、不潔な印象を与えます。

炎症の有るにきび

赤ニキビ・・・白ニキビが悪化し炎症を起こした状態。毛包では増殖したアクネ菌が盛んに活動しています。

化膿したニキビ(黄色ニキビ)・・・赤ニキビがさらに悪化し、炎症が激しくなった状態、てっぺんに黄色い膿がみえる。重症化するとニキビ痕が顔にできてしまいます。

ニキビを予防するにはどうしたらよいでしょうか?

1.  まず大切なのは肌を清潔に保つこと。汗をかいたらすぐに拭きとり、洗顔を。洗いすぎも肌に必要な水分・油分を奪ってしまうので、刺激を与えず優しく丁寧に洗顔しましょう。

2.  スキンケアにも配慮が必要です。油分の多いクリームは避けたいところ。化粧水などで水分補給はしっかりして、潤いを保ちましょう。また、ファンデーションの厚塗りも避け、長時間お化粧をしたままでいることも、ニキビにはよくありません。毛穴を詰まらせたり、汚れを残したりするとニキビができやすい肌環境になってしまいます。

3.  甘いものや脂っこいものの食べ過ぎでニキビが悪化するということですが、便秘が原因でニキビがひどくなる場合があります。肌の健やかさのためには、ビタミンの豊富な緑黄色野菜や、便秘を防ぐためにの食物繊維などお多く含んだ食物などバランスのとれた食事をこころがけたいです。

4.  睡眠をしっかりとり、疲れをためないように規則正しい生活をめざしましょう。

 

ニキビを治療するにはどうすればいいでしょうか?

 一般的に皮膚科で処方されるニキビ治療にはダラシンTゲル・アクアチームクリームなどの抗菌剤や。外用の抗菌薬が効かない場合、毛穴の詰まりを取る効果のあるディフェリン®ゲルが多く用いられている。抗菌剤は長期間使用されることでアクネ菌が耐性化され効果が表れにくくなる場合があります。デュフェリンゲルは皮膚の代謝をよくするので使用後には赤みがで、刺激感があったりなどがあります。

処方箋なしで入手できる物として、サリチル酸やレゾルシノール、硫黄を含んだクリーム剤があり、これらは吹き出ものを乾かす効果がある。

内服薬としては

肌の新陳代謝や色素沈着を予防するために ビタミンABCなどを服用する場合もあります。また重症なニキビには、ミノマイシン、エリスロシンなどの経口用抗生物質が使用される場合もある。

「にきび」と一言でいいても年齢、男女、肌質、生活習慣、ニキビのできる部位によりニキビにはさまざま種類があります、まず清潔な環境・適切なスキンケア―・ストレスのない生活が大事ですが一度ニキビループ(ニキビにはまってしまった)が起こった場合やニキビループになる前に早めに皮膚科に受診されることをお勧めします。 

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