Q9.ビタミン剤はたくさん飲んでも大丈夫?
 

ビタミンは水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けられます。水溶性ビタミンは、過剰摂取した場合、尿として体外に排出されますので、副作用は殆ど起こりません。しかしどんなビタミンでも分解するためには肝臓などに負担がかかっており、一過性の下痢や嘔吐などの過剰症が出る場合もあります。特に水溶性ビタミンの代表とも言えるビタミンCは、過剰摂取により、尿の潜血反応に影響が出たり、尿路結石などの副作用も指摘されています。水溶性ビタミンの場合は必要以上に摂取しても無駄になる分も多いため、やみくもにたくさん飲むよりは、毎日必要量を摂るという事が大切です。水溶性ビタミンには、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチンなどがあります。