ヘパーデン結節

更年期以降の女性が多くかかる病気の一つとして、手指の変形性関節症が言われます。ヘパーデン結節は指の第1関節(DIP関節)が変形し曲がってしまう原因不明の疾患です。第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つのコブ(結節)ができるのが特徴です。この疾患の報告者へバーデンの名にちなんでヘバーデン結節と呼ばれています。女性の発生頻度は男性の10倍です。いろいろな程度の変形があります。人によっては粘液腫といわれるこぶのようなものができます。ほとんどは良性です。自然に無くなるのが殆どです。

    ブシャール結節
 
指の第2関節に起きるものを言います。これも関節リウマチと見分けることが非常に重要です。症状はヘパーデン結節と同じで、関節のこわばりや痛み、腫れ、変形などが出てきます。
 

    母指CM関節症

親指の付け根におこるものが母指CN関節症です。親指が痛むとものがつかみにくくなります。日常的な簡単な動作が困難になってくるので、生活上いろいろ不便が出てきます。

変形性関節症.jpg

 

治療:

殆どの場合は治療薬も何もありません。発症してから23年で痛みや粘液腫はなくなりますが、変形した状態はそのままになってしまいます。生活に支障が起きないように症状が進む前に対処しましょう。何よりも関節リウマチとの見分けることも大切です。

 

対処療法:

    手を酷使しない、休ませる。痛いときには我慢せず休ませてください。

    サプリを飲んでみる。女性ホルモン由来のエクオールを飲んで少しは良くなったという報告があります。https://mainichi.jp/articles/20170910/ddm/016/040/045000c

    甘いものをとりすぎない。洗剤を使用するときは手袋をする。参照:tocowaca.com/symptoms/post-2097/



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