慢性腎臓病(CKD)とは

 

慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過するすべての腎臓病を指します。

生活習慣病(高血圧、糖尿病など)や、メタボリックシンドロームとの関連も深く、誰もがかかる可能性のある病気です。腎臓は体を正常な状態に保つ重要な役割を担っているため、慢性腎臓病によって腎臓の機能が低下し続けることで、さまざまなリスクが発生します。


慢性腎臓病は初期には自覚症状がほとんどありません。
それが、慢性腎臓病の怖いところです。

そして腎臓は一度あるレベルまで悪くなってしまうと、自然に治ることはありません。
放っておくと、どんどん進行して取り返しのつかないことになるおそれがあります。

慢性腎臓病が進行すると、夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れてきます。

 

 

生活習慣病として、近年何かと話題になっているメタボリックシンドローム。
実は、メタボリックシンドロームは慢性腎臓病の危険因子です。
メタボリックシンドロームの症状である「高血圧」、「高血糖」、「脂質異常」は腎臓の働きを低下させる要因です。つまり、メタボリックシンドロームの人は慢性腎臓病にもなりやすいといわれています。

 

 

 

慢性腎臓病があると、脳卒中や心筋梗塞など心血管病発症のリスクが高くなります。また、慢性腎臓病が進行して腎不全になると体内から老廃物を除去できなくなり、最終的には透析や移植が必要になります。

腎臓は病気がある程度まで悪くなってしまうと、もとの正常な状態には回復しませんが、生活習慣の改善や薬物治療により病気の進行を遅らせることができます。
定期的に健康診断を受けることで、早期発見と予防に努めることが重要です。

 

慢性腎臓病の治療は、日々の生活習慣の改善、食事療法や薬物治療による血圧管理、貧血改善、脂質代謝管理、糖代謝管理、塩分摂取制限などを総合的におこなうことが必要です。
また、病気の進行度合いや症状に応じた、適切な治療をおこなうために、定期的な検査が重要です。

 

慢性腎臓病の発症・進行を抑えるには、日々の生活習慣を改善しましょう。禁煙し、アルコールを控え、適度な運動をすることがとても重要です。まずは自分でできることから始めましょう。

 

 

CKDの基本の治療血圧のコントロール

 

 

CKD患者さんの降圧治療は、腎臓のはたらきに注意しながら行われます。
したがって、目標血圧や優先して用いられるお薬が一般の高血圧患者さんとは少し異なります。主治医の指示にしたがって適切な治療を行いましょう。

 

腎臓機能の低下と高血圧の悪循環を断ち切ってCKDの進行をおさえるためには、血圧を

収縮期130mmHg未満/拡張期80mmHg未満にコントロールすること

が目標とされています。また、家庭で測るときはさらに低めの

125/75mmHg未満を目指すこと

がすすめられています。

 

腎臓のはたらきが低下している患者さんには、

アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)やアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬がよく使われます。これらは、血管を縮めて血圧を上げる作用をもつホルモン(アンジオテンシンⅡ)をつくらせないようにするだけでなく腎臓を保護する効果もあり、まず最初に使われます。

しかし、これだけでは血圧が目標値まで下がらないこともあり、この場合はカルシウム拮抗薬や利尿薬を組み合わせて治療が行われます。

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