禁煙

第18回目は喫煙による害です。
 
1.ニコチンの害

  肺ガン、その他ガン
 手術後の合併症(感染など)
 COPD(肺気腫と慢性気管支炎の総称)
 咳、痰、息切れ
 心臓における血管病変、心筋梗塞、狭心症
 脳卒中、虚血性心疾患、大動脈瘤、手足の血管障害
 糖尿病
 家族の病気の誘発、子供の成長の低下
 老化、骨粗鬆症、口腔内への悪影響
 
 などいろいろな害があります。
 
喫煙者の癌の6割は禁煙で発症予防
 主に肺癌の発症は禁煙により予防が大
 手術実施の時 禁煙により術後の合併症は少なく感染や傷の治りが早い
 喫煙はCOPD発症の原因です。
   (COPDは肺気腫と慢性気管支炎の総称)
 セキやタンが出る □□   息切れがある
 喫煙は心臓が血管の病変を引き起こしやすい
 脳卒中、虚血性心疾患 大動脈瘤 手足の血管障害
 喫煙は心筋梗塞 狭心症の発症率が高い
 喫煙は糖尿病の原因にもなります
 タバコのタール量で軽い・重いの違いは自己調節機能により害の少ないには関係がありません
 親の喫煙は子供の成長に大きな影響を与えます
   気管支喘息・膵炎・中耳炎 □□ 身長低下もみられます
 妊娠中の喫煙は生まれてくる子供の知能指数低下がみられます
 喫煙は老化を早め骨粗鬆症になりやすくなり □とか歯にも悪い影響を与え、他いろいろ害があります
 
2.ニコチンの依存症
 
 タバコを吸って数秒でニコチンは肺より吸収し脳に到着して快感を引き起こしたり、気分をコントロールします。それは一時的なものでニコチンが切れると又、タバコを吸いたくなります。それが”ニコチン依存症”です。ニコチン依存症はニコチンという寄生虫が脳に感染して取り付いたような状態です。ニコチンは脳内においてノルアドレナリンによる「覚醒」、 ドパミンによる「快感」、 セロトニンによる「抗うつ、抗不安」 作用を引き起こし、神経伝達物質の分泌を通して、脳の覚醒や思考・記憶・情動を狂わせます。
 
 今年4月より保険診療上”ニコチン依存症”という病名が認められ、禁煙治療に対する保険適用になりました。さらに今年6月より”ニコチネルTTS”(ニコチンパッチ)という薬剤が薬価基準収載となり、保険診療体性が確立致しました。ニコチン依存症は上記のようなニコチンによる害を増長させる為、できるだけ早く治療が必要となっています。
 
3.禁煙治療
 
 
 ① ガム治療  (ニコレット)
  
  タバコの代わりにニコチンガムを噛む事により、体の中に必要量のニコチンを入れて、徐々にニコチン量を減らしていく治療法。
  マニュアルに充分に従って自己管理することが肝要です。
  現在、3種類のニコチンガムが販売されています。急いで噛まずに、ゆっくりと噛み、適量のニコチンを体内に吸収させます。
 
 ② パッチ療法 (ニコチネルTTS)
  保険適用薬剤です
  禁煙治療を行うにあたって病院、診療所の施設及びスタッフが揃っているところで診療が受けられます。初回診療から12週間(約3ヶ月)の治療期間が一般的に必要となります。担当医師の診療方法に忠実に従い治療に専念する事が肝要です。
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