体に良い食生活をするには


『まごはやさしい』は食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が提唱されているバランスの良い食事の覚え方です。
それぞれに特長や高い効果のある食材の組み合わせで、日本には昔からあるおなじみの食材ばかりです。

『まごはやさしい』を食生活に取り入れることで、生活習慣病予防、コレステロールダウン、老化予防、
皮膚や粘膜の抵抗力強化、疲労回復、骨を丈夫にする、などの効果があると言われています。
これらの食材を毎日のように食べてきたからこそ、日本は世界一の長寿国になったと言っても過言ではないのです。

方法はただひとつ。各頭文字に該当する食材を食事に取り入れるだけ

ま(まめ)=豆類まごはやさしい.jpg
ご(ごま)=種実類
わ(わかめ)=海藻類
や(やさい)=緑黄色野菜、淡色野菜、根菜
さ(さかな)=魚介類
し(しいたけ)=きのこ類
い(いも)=いも類


一食ですべてを取り入れるのが難しい場合は、一日の食事ですべて取り入れる形でも。

各頭文字の食材は1種類しか取り入れられないわけではなく、一食(一日)に何種類でも取り入れてOK。

逆に子どもたちが大好きで、しかも簡単に食べられるメニューが、脂質や糖質の摂り過ぎ、
栄養の偏り(野菜不足)などから、生活習慣病の危険性を高めることをご存知ですか。
そのメニューの頭文字を集めたものが、
オカアサンヤスメハハキトク
オムレツ 
カレーライス 
<ア>サンドイッチ 
ヤキソバ
スパゲティ
メダマヤキ
ハンバーガー ハンバーグ
ハムエッグ
ギョーザ
トースト
クリームスープ

です。
これらのメニューに共通なのは生活習慣病の元になると同時に良く噛まないで食べられるメニューです。

良く噛む事は歯の健康以外に生活習慣病の予防にとても重要です。

 

肥満を防ぐ


よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。 よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。 よく噛むことこそダイエットの基本です。

 

味覚の発達



 よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。
 できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう、心がけましょう。

  

言葉の発音がはっきり


 歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、きれいな発音ができます。
 よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。
 元気な顔、若々しい笑顔は、あなたのかけがえのない財産です。

  

脳の発達


 よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。
 あごを開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。
 子どもの知育を助け、 高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。

  

歯の病気を防ぐ


 よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。
 この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、
 細菌感染を防いだりして、 虫歯や歯周病を防ぐのです。

  

がんを防ぐ


 唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、
 それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的なのだとか。
 「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく言いますが、よく噛むことで、がんも防げるのです。

  

胃腸の働きを促進する


 「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、
 食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。
 偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防にはいちばんです。

  

全身の体力向上と全力投球


 「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。
 よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。
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