白癬菌寄生場所 病名 特 徴 |
頭 → 頭部白癬 「しらくも」とも呼ばれる
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体 → 体部白癬 「たむし」 または 「ぜにむし」 と呼ばれる
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外陰部 → 股部白癬 「いんきんたむし」 と呼ばれる
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爪 → 爪白癬 爪が白く濁ったり、変形したり、みがあるわりにボソボソともろくなるのが特徴。
また爪が白癬菌の貯蔵庫となり菌をまきちらすことで足水虫を繰り返す原因となりやすい。 |
手 → 手白癬 「手の水虫」 と呼ばれる
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足 → 足白癬 「足の水虫」 と呼ばれる |
抗真菌外用薬 |
直接患部に塗ることで白癬菌を殺したり、その発育を抑える目的で使用。
軟膏、クリーム、液、ゲル、ローション、スプレーの種類があります。
①入浴後など清潔になった状態のときに塗布してください。
②症状が出ている範囲よりも白癬菌は広く寄生している可能性もあるため広範囲に塗布してください。
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抗真菌内服薬 |
爪白癬や角質増殖型は薬が浸透しにくく、塗り薬だけでは治りにくいため飲み薬が用いられます。また、塗り薬でかぶれてしまった場合や、患部が細菌感染を起こしたり、広範囲におよんでいる場合にも用いられます。
爪白癬の飲み薬は体内に入ると血液の中に吸収されて、患部まで運ばれます。
爪そのものには血管がないが、爪を作っている「爪母」や爪に覆われた「爪床」には血管が通っている為、爪の内側から作用することができます。
治療期間(治療効果に個人差はあります)
・パルス療法
短期間に一度に大量の薬を体内に入れ、合計量は連続投与と同等でありながら、より強い効果が得られる方法です。現在爪白癬のパルス療法はイトラコナゾールだけが保険適用を認められています。1日400mgを1週間飲んで3週間休薬するというサイクルを3回繰り返す方法です。
・連日服用する方法
毎日服用し続けます
注意
・ 水虫の内服薬は、飲み合わせに注意が必要な薬があります。
・ また下痢、腹痛、肝障害などが現れることがあり、定期的に血液検査を行い、肝機能をチェックすることが重要です。
・ 服用している薬があったり、何か症状が現われた場合は医師に相談してください。
効果の判定:水虫症状が消えても、薬をやめるとまた 、症状がぶり返すことがあります。よって、薬を自分勝手にやめないで、真菌が消失したかを必ず皮膚科で顕微鏡検査による確認をしてもらうことが大事です。
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