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いぼ

 種類   
    
   ①ウイルス性疣贅（ウイルス性いぼ）  
   　　いぼウイルス（ヒト乳頭腫ウイルス）によって起こります。直接接触で伝染します。  
  　　尋常性疣贅、青年性扁平疣贅、尖圭コンジロームがあります。  
    
    ②老人性疣贅（老人性いぼ）    
  　　皮膚の老化が関係します。メラニンをため込み腫瘍にまでなったもので良性皮膚腫瘍の一種です。  
    
  ③伝染性軟属腫（みずいぼ）  
  　　表面がつるっとした小さなしこりで伝染性軟属腫ウイルスが原因です。直接接触で伝染します。  
    
 症状   
    
  ①ウイルス性疣贅  
  　　尋常性疣贅～表面がザラザラと硬い小さなしこりでいろいろな場所に出来ます。  
  　　（足裏にできたものは足底疣贅）  
  　　青年性扁平疣贅～顔面を中心に扁平に隆起した小さなしこりです。  
  　　尖圭コンジローム～陰部や肛門周辺にできるいぼです。  
    
   ②老人性疣贅  
   　　褐色から黒色で年配の方の顔などによくできます。  
    
  ③伝染性軟属腫  
  　　小児によくみられるつるっとした小さなしこりです。  
    
 治療   
     
  ①ウイルス性疣贅  
   　　基本は液体窒素の凍結療法で、病変部に凍傷を起こして壊死させます。  
  　　痛みを伴うことがあります。１～2週間のうちに黒くかさぶたになって取れます。  
  　　ヨクイニンを服用することもあります。  
  　　（足底疣贅は数回行う必要があります。）  
  　　（青年性扁平疣贅は効果が少ないので様子を診ることがあります。）  
    
  ②老人性疣贅  
  　　基本は液体窒素の凍結療法で、病変部に凍傷を起こして壊死させます。  
  　　痛みを伴うことがあります。１～2週間のうちに黒くかさぶたになって取れます。  
    
  ③伝染性軟属腫  
  　　自然になくなりますが、伝染性が強いのでﾌﾟｰﾙには入れません。  
  　　早目に治したいときはピンセットでつまんで取ります。痛みも伴います。