りんご病とは
りんご病は、ヒト・パルボウイルスB19という名前のウイルスによる感染症です。熱が出て、ほっぺがりんごのように赤くなります。季節的には冬から春にかけて流行しやすいといわれています。日本人では、たいがいの方が小児期に免疫を獲得していて、大人になってからかかる人は少ないようです。しかし妊婦が感染すると流早産を招く危険があるので注意が必要です。

原因は?
パルボウィルスB19による、接触あるいは飛まつ感染すると考えられています。伝染力は麻疹や風疹のように強くありませんが、家庭内・施設内・学校内流行があります。 潜伏期間は平均2週間です。

症状は?
はじめに風邪様の症状(37度前後の熱)が出てしばらくすると両頬が一面に赤くなり、その後腕や太ももに発疹ができます。発疹ははじめはポチポチとした斑点のようだかだんだん真ん中が薄く周りを赤く縁取ったレース模様のようになるのが特徴です。
鼻や唇の周囲には発疹は出ません。鼻を中心に蝶々が羽根を広げたように頬が赤くなる(これを蝶形紅斑 チョウケイコウハン といいます)発疹は左右対称に現れます。
発疹は1週間くらいでだんだんと薄くなって治ります。しかし1度消退しても日光や物理的刺激で再び現れ数週間持続することもあります。


治療は?

ウィルスが原因なので、特別な治療はありません。発疹がときに痒みを伴うことがあるので、その場合は痒み止めの軟膏を塗ったり、内服薬を服用することもあります。
1週間から10日で自然に治ります。発疹のあとも残りません。

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