溶連菌感染症 

溶連菌感染症とは?


A群β溶血性連鎖球菌の感染によって起こります。主にのどに感染し、咽頭炎や扁桃炎を引き起こす子供に多い病気です。大人でもかかる場合もあります。

くしゃみや咳などの飛沫感染によりうつります。

症状は?




○発熱(38~39度)   *3歳未満では熱が上がらないとも言われています。

○のどの痛み

○体や手足に小さくて赤い発疹ができる(皮膚のやわらかいところに出やすい)

○イチゴ舌(イチゴのようなブツブツとしたできものができる)

○解熱後、手足の皮膚がポロポロと剥ける

○頭痛、腹痛、首筋のリンパの腫れ

など

*免疫力の高い大人の場合は症状が出ないまま菌をもっていることもあります。

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イチゴ舌            咽頭発赤            発疹

 

どうやって検査する?

のどについた菌を採取し、溶連菌がいるかどうかを検査します。15分ほどで結果が分かります。

その他、咽頭培養検査や血液検査が行われることもあります。

潜伏期間は?



2~3日と言われています。

怖いのは合併症!



しっかり治療を行わないと、ときに心臓弁膜に障害をおこすリウマチ熱や糸球体腎炎という腎臓の病気を引き起こすことがあります。

医師の指示に従い、早めにしっかりと治療を行いましょう。

治療は?








病気の原因となっている溶連菌を退治するために抗生物質を服用します。ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系といった種類の抗生物質を服用します。

溶連菌は前に述べた合併症を引き起こすこともあるので、10日間ほど抗生物質を服用する必要があります。抗生物質服用開始後、2~3日で熱が下がり、のどの痛みも治まります。

途中で飲むのをやめてしまうと、再発したり、お薬が効かなくなる場合もあるので、しっかり最後まで服用しましょう!
抗生物質.png

気をつけておきたいことは?





○抗生物質を先生の指示通り飲んでください。

○幼稚園や学校は熱が下がり、症状も落ち着き、周りに感染する可能性がなくなれば登園・登校してかまいません。

○食事は、辛い・熱い・酸っぱいなど喉に刺激のあるものは避け、のどごしのよいものを召し上がるようにしてください。

○入浴は熱が下がれば入ってもかまいません。

 

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