食事で病気を治すお手伝い~抑うつ、痴呆症~

食は命なり、意外な病気が実は食事で改善できる可能性があります
五月病と言われるようにこの時期新しい生活がスタートし環境が変わるので
抑うつ状態になる方が多く見受けられます。
この精神状態に青魚の油が良いと言う研究がなされています。

現在よく使われている油は、ほとんどが「オメガ6」を含む油で現代では必要以上に取られています。
オメガ6系のリノール酸は、体内でアラキドン酸に変化し、炎症を起こす物質となり、
炎症やアレルギーの原因になり、大腸がん、乳がん、動脈硬化、心臓病などの危険因子になります。 

それに対しα-リノレン酸(オメガ3)の不足が問題になっています。
リノール酸の働きと反対の性質を持つ油がオメガ3系のαリノレン酸です。
α-リノレン酸は、炎症を抑えたり、血液を流れやすくしたり、ガンの増殖をとめる作用などがあります
また、オメガ3系のα-リノレン酸は、学習能力を高める作用もあるという うれしい油です。
オメガ3系は亜麻仁油、えごま油(シソ油)いわし、あじ、さば、カツオ、マグロ、サケなど青魚
オメガ6系はコーン油、サフラワー油、月見草オイル、ひまわり油、牛肉、豚肉、鶏肉など
オメガ9系はオリーブ油、キャノーラ油、高オレイン酸サフラワー油などです。


鬱傾向や認知症、精神的に問題のある方にω3系の油が有効とされています。
自殺、自殺未遂、統合失調症、PTSD、などに貢献できるのではと言う研究も進んでいます

ではオメガ3 αリノレン酸を多く含む油は…?
えごま油(しそ油)、亜麻仁油、魚の油(DHA、EPA)になります。
前2つはあまり聞きませんが、魚の油はいわゆる青い魚に多く含まれて居ます。
いずれの油も参加に弱いので新鮮な物を取る必要があり、亜麻仁油は加熱
しない方が良いとされています。

魚の消費量が多い国ほど、うつ病発生率が低く自殺率も低いというデーターがあるようです。
DHAは情報伝達や情報ネットワークの構築に深くかかわっているのです。

6系リノール酸は意識しなくても、様々なものから摂っていることが多く、体の中で拮抗するので
リノレン酸=オメガ3を意識して摂るようにした方がいいのです。
魚沢山取っているけどなーって人はω6系油を取りすぎなのかも。
ω6系油をオメガ9系のオリーブ油、キャノーラ油、高オレイン酸サフラワー油に変えるのも有効

加熱料理には、オリーブオイル(エクストラバージンオイル)
低温料理には、アマニ油(同上)。サラダなどにお使いください。
 ※ オメガ3は、酸化しやすいので、低温・遮光保存し、早く使いきることが大切。光による酸化にも注意!
新鮮な青魚を食べる是非実践してみて下さい。食は命なり
 

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