風邪薬の飲み方と養生法
風邪薬は症状に合わせて選ぶことが必要です。
卵アレルギーの方が飲んではいけない薬もありますので、薬剤師に相談の上購入下さい。
高血圧、緑内障、糖尿病、前立腺肥大の方は必ず申し出て下さい。
総合感冒薬と咳止め、鼻炎の薬、解熱薬は併用しない方が良いでしょう。特に鼻炎の薬と咳止めは重なる成分が多いので、飲まれる場合は、咳止めを服用すれば、ある程度鼻の症状が楽になります。
早く治したい人は、漢方薬の併用をすると良いでしょう。葛根湯が有名ですが、体力が落ちているときは、逆効果の場合もありますのでご相談下さい。ドリンク剤もカフェインの入ってないものを選びましょう。
鼻の症状や咳のひどい方は、甘い物、冷たい物を控え、辛い野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、しょうが)を多く取ると良いでしょう。しょうが湯が特に暖めるのに効果的です。
子供さんの喉の痛みには、缶詰のパイナップルのシロップがお薦めです。
かぜの養生、三つのポイント
保温・・・温度条件を寒くすると、発熱反応が加速されますから、からだを冷やさないようにしっかり保温 しましょう。
体温が急に上がるときは、熱が高いのに手足が冷たくなり、ふるえがきます。その時は暖めてあげてください。
免疫力が高まります。
睡眠・・・睡眠時は、抗体をつくるリンパ球の活動が促進されます。つまり睡眠を充分とることによって 抗体をたくさん作る能力
(抗体産生能)が上がり、回復が早くなります。
栄養・・・極端に食欲が落ちている場合は、おかゆをとりましょう。水分を 補給することも大切。
お薦め料理
風邪のぞくぞく、寒気…・焼きネギの生姜酢みそ合え、エビをみそで調理
身を暖めて熱を下げる…・茎ニンニク入りカレーうどん、節々が痛い…・ウド(生)
お腹が痛い…・にら料理(整腸作用がある) 胃の調子が悪い…・山芋とブロッコリー(消化酵素)
しつこい咳…・・鶏肉の生姜焼き、ふき
大根飴の作り方
激しいせき込みが続くと、胸が痛くなったり、体力消耗します。大根は消化を促進する以外に、肺の熱を取る働きがあり、
風邪による咳や痰を取るのに最適です。
1、 大根を5mm幅の半月切りか、イチョウ切りにする。
2、 ふたをしてある容器に入れ、ハチミツをひたひたになる位に注ぐ。
3、 蓋をして、一晩おく。汁が上がってくるので、スプーン等で上澄み液を静かにすくい取り、それを飲む。
飲みやすく、子供でも飲めます。冷やしておけば、より飲みやすくなります。